新社会人、初日に上司に「お前は誰だ?」と言われる。実は入社試験に落ちていた

4月1日、東京都内の大手商社に新卒で入社したと思っていたAさん(22)は、初日に上司に「お前は誰だ?」と言われるという衝撃的な出来事に遭った。実はAさんは、入社試験に落ちていたのだが、そのことを知らされずに採用通知を受け取っていたのだった。

Aさんは昨年の秋、大手商社の一次試験に合格し、二次試験に臨んだ。しかし、二次試験では面接官から厳しい質問を浴びせられ、自信を失くした。その後、Aさんは採用通知をメールで受け取り、喜んで入社手続きを済ませた。しかし、これは大手商社のミスであり、本来は不合格者に送られるべきメールが誤ってAさんに送られていたのだった。

Aさんは4月1日、スーツに身を包み、大手商社の本社ビルに向かった。しかし、入口で受付嬢から「お名前をお願いします」と聞かれたとき、Aさんの名前は社員名簿になかった。Aさんは「新卒で入社したAです」と答えたが、受付嬢は「そんな人はいません」と言った。Aさんは採用通知のメールを見せたが、受付嬢は「これは不合格者に送られるメールです」と言った。

Aさんは信じられない気持ちで、自分が配属されると思っていた部署に電話した。すると、部長が出て、「お前は誰だ?」と言った。Aさんは「新卒で入社したAです」と答えたが、部長も「そんな人はいません」と言った。部長は「今日はエイプリルフールだから冗談でしょう」と言って電話を切った。

Aさんは泣きながらビルを出て、家に帰った。その後、大手商社から謝罪の電話があったが、Aさんはもう応対しなかった。Aさんは「こんなことがあっていいのか」と訴えるが、大手商社は「人事ミスであり、悪意はなかった」と釈明する。しかし、Aさんの夢は潰えてしまった。

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