日本銀行は4月17日、1万円札の素材を紙からプラスチックに変更したと発表した。新しい1万円札は、耐久性や防水性に優れ、偽造も困難になるという。また、原価は紙幣の約1/100である30円という驚きの低さだ。
日銀の担当者は、「プラスチック製の1万円札は、環境にも優しいです。紙幣は木材や水を大量に消費しますが、プラスチックはリサイクル可能な素材です。また、紙幣は汚れや破れやすく、頻繁に交換する必要がありますが、プラスチックは長持ちします。これにより、発行コストや廃棄コストを大幅に削減できます」と説明した。
新しい1万円札は、今月中に全国の金融機関や自動販売機などで使用できるようになる予定だ。旧紙幣は、来年3月31日まで有効となっている。
一方、市民からは様々な反応が寄せられた。一部の人は、「プラスチック製の1万円札は、手触りが悪くて気持ちが悪い」「偽造防止のために色々な模様やホログラムが入っていて見づらい」「紙幣の方が伝統的で美しい」と不満を述べた。他の人は、「プラスチック製の1万円札は、軽くて持ち運びやすい」「水に濡れても大丈夫で便利だ」「環境保護に貢献できると思う」と好意的な意見を示した。
日銀は、今後もプラスチック製の紙幣を開発し、5千円札や千円札なども順次切り替えていくという方針だ。