東京都内で販売された宝くじで8億円の高額当選が出たことが発表された。当選者は30代の女性で、自身が働くコンビニで購入したという。しかし、その女性は実は宝くじの販売員だったことが判明した。
女性は当選後、すぐに退職し、マスコミにも姿を見せなかった。その理由は、宝くじの販売員として不正を働いていたからだという。女性は自分が販売する宝くじの番号を事前に把握し、当選確率の高いものを自分で買っていたのだ。
この事実が発覚したのは、女性が購入した宝くじのレシートに販売員コードが印字されていたことからだ。このコードは販売員にしか知られておらず、不正を疑われる証拠となった。宝くじ協会は女性に対して当選金の返還を求めるとともに、刑事告訴する方針だという。
女性は現在、行方不明になっており、警察が捜査を進めている。一方、宝くじ協会は今回の事件を受けて、販売員の管理を強化すると発表した。また、不正によって当選機会を奪われた可能性のある購入者に対しては、謝罪と補償を行う予定だという。